当社は12月決算ですので、令和3年度の決算は完了しまして(と言っても顧問税理士事務所に依頼していますが)、先月申告&納税を済ませました。
ご周知のように、昨年度は新型コロナウイルスの感染拡大により、大打撃どころかウイルスだから飛散というわけでもありませんが、悲惨な状況でした。
これはまあ当社だけのことではなく、一部を除いてどんな会社もどんな業界も多かれ少なかれ厳しかったものと思います。
余談ですが、3月期が決算で昨年4月~今年3月期が決算の企業だとコロナの影響が1年まるまるですものね。当社は昨年1月~3月はまだコロナの影響もなく、むしろ昨年1月・2月は前年同月比では売上UPだったくらいです。
ただ、4月以降は見る見るうちに売上が低迷していき、なかなか歯止めがかからない状態でした。
1年終わってみれば、売上ベースでは約22%程度の落ち込みとなってしまいました。
クリーニング業界全体の昨年の落ち込みが20~30%程度との報道がありましたが、当社もだいたいそのとおりの数字ということになりました。
クリーニングの場合、コロナだからイコール=クリーニングを出さないというわけではありませんが、原因として言われているのは、コロナによるテレワークでビジネスマンがワイシャツ、スーツを着なくなったり、外出自粛で遊びに出られないので部屋着や普段着で済んでしまうということがあるようです。
ただ、それより何より一番はお客さんがやっていないということです。
昨年の最初の緊急事態宣言のときはホテルやデパートも閉まっていましたし、今回は飲食店が時短営業や休業でやってないお店が多く見受けられます。白衣や前掛け、エプロン、テーブルクロス、従業員さんの制服のズボンやブラウスなどもクリーニングに出てきません。それはそうですよね、だってお店がやってないんですから。
話が愚痴っぽく長くなってしまいました(笑)
本題はそれではなくて、記事タイトルにあるように「減収増益」の話でした。今までの話は「減収」(売上ダウンによる収入の大幅減)のほうでしたが、昨年は幸いにしてというか、「持続化給付金」や「家賃支援給付金」の給付支給があったおかげで、あれだけ売上や仕事が激減してまったく実感がありませんが、所得(利益)としては黒字決算というカタチになりました。
国の支援により、ほんとにありがたいことなのですが、営業努力や汗水垂らして稼いだ儲けなら胸張って言えるのですが、どこか歯痒いところがあるというのが本音なのです。
今年は昨年と同様の給付金などは期待できないと思いますので、とにかくコロナが1日も早く収束してもらい、給付金や補助金などに頼らずとも本業の営業収益を元に戻せるよう頑張っていきたいと思います。
この3月から営業、宣伝、広告活動を再開していきます。会社の制服や作業着、医院の白衣、シーツなどのクリーニングの宅配のご用命がありましたら、是非当社へお願いします。